肝臓は沈黙の臓器といわれており、肝機能が多少悪くなってもはっきりと症状は出ません。

しかし肝臓の働きが悪くなると特徴的な症状がでてきますので注意深く観察してあげてください。

もし肝機能悪化の兆候があれば国産SPF豚由来プラセンタキス末がおススメです。

あわせてコルディで免疫対策ができれば肝機能が悪化していても短期間での改善も期待でると考え研究を続けています。

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犬や猫・ペットの肝臓の機能


肝臓は体内の中でも最大の臓器であり、様々な機能担っています。

その中でも重要な機能が3つあります。

肝臓の3大機能
  1. 胆汁の生成、分泌(栄養の消化吸収に関与)
  2. 栄養素の代謝
  3. 解毒作用

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるように、障害があっても血液検査の数値ではわからなかったり、症状にも現れにくいです。

そのため、検査数値に異常が見られたり症状が現れているときには、肝臓はかなりの障害を受けていると考えて良いでしょう。

こちらのページでは、肝臓の機能を説明していきます。

胆汁の生成・分泌

摂取した脂質がスムーズに吸収されるように手助けしてくれるのが胆汁です。

肝臓で生成されたあと胆管を通って胆嚢と言う場所で貯蔵され、必要時に十二指腸へ分泌されます。

胆汁は古くなって壊された赤血球の色素から作られた「ビリルビン」と言う黄色い色素や、コレステロール、コレステロールが分解されてできる胆汁酸などから作られます。

胆汁は、脂質の消化吸収の手助けをした後、胆汁酸は小腸から吸収され、その大部分は再び肝臓に戻ります。

栄養素の代謝

体内に吸収された様々な栄養素を別の成分に変えて貯蔵したり、足りないときには貯蔵していたものを分解することでエネルギーを作り出します。

(1)糖質代謝
摂取された炭水化物はブドウ糖に分解された後、小腸から吸収されて肝臓に運ばれます。

肝臓に運ばれたブドウ糖はグリコーゲンという大きな塊に合成して肝臓に蓄えられ、必要に応じて、ブドウ糖に分解され、血液中に分泌されます。

体内でブドウ糖が不足した場合には、アミノ酸や脂肪からブドウ糖を作ることも出来ます(糖新生)。
(2)タンパク質代謝
摂取されたタンパク質は消化管で小さなアミノ酸という分子に分解されて、肝臓に運ばれます。

肝臓に運ばれたアミノ酸は、体を構成するために必要なタンパク質へと再合成されます。

血液が固まるための「血液凝固因子」も肝臓によって作られるため、肝機能がうまく働かなくなると出血傾向が見られます。

(3)脂質代謝
摂取された脂質は消化管で脂肪酸とグリセロールに分解されて吸収され、その一部が門脈やリンパ管を通って肝臓に運ばれます。

この脂肪酸とグリセロールはコレステロールを合成する材料となります。

また、脂肪酸の一部は分解されてエネルギーとしても使用されます。

解毒作用

体内に入ったお薬や有害物質を酸化、還元、加水分解、抱合などによって解毒を行います。

この解毒作用は第I相反応として酸化・還元・加水分解、第Ⅱ相反応として抱合と2段階に分けられますが、この第Ⅱ相反応の抱合能には動物種差が存在します。

抱合にもいくつか種類がありますが、最も大きな解毒機構と呼ばれる「グルクロン酸抱合」と言う能力をネコちゃんは持っていません。

これは、ネコちゃんが私たち人間やワンちゃんと違って完全肉食動物というところに由来していると言われています。

つまり、人間やワンちゃんにとっては安全だと言われるお薬などが、ネコちゃんにとっては中毒を起こしてしまう物になってしまうということでもありますし(代表的なお薬:アセトアミノフェン)、お薬などを解毒する際に肝臓に掛かる負担が大きいということを意味しています。

また、摂取したタンパク質は分解される際にアンモニアが生成されますが、このアンモニアを解毒するのも肝臓の仕事です。

肝機能障害が起きることでアンモニアの解毒ができなくなり、体内に蓄積することで脳障害、肝性脳症を引き起こします。

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肝機能の不調(肝疾患)時の症状


犬・猫・ペットの肝臓機能が悪化した場合、どのような症状が見られるのでしょうか。

悪化した症状例
  • 元気がない
  • 食欲が落ちる
  • 痩せてくる
  • 嘔吐、軟便、下痢
  • お水をよく飲む
  • おしっこの回数が増える、量が増える
  • 黄疸(歯茎や白目部分、耳介が黄色っぽくなる)
  • むくんでいる
  • 出血しやすくなる

前述した通り、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるだけあって、初期の段階では無症状のことがあります。

元々偏食気味の子ですと、食欲がないという症状も「いつもの好き嫌いかも…」ということで見逃してしまうこともあるかもしれません。

症状から肝臓の疾患に気付くのはやや困難ですが、血液検査をすることで肝臓の異常を把握することが出来ます。

定期的な健康診断で、肝臓に異常がないかどうか、早めに気付いてあげることが重要です。

肝疾患の原因

細菌感染やウイルス感染、長期の薬剤投与、肥満、毒物の摂取、腫瘍、外傷、先天性の異常、特定の犬種(例:ベドリントンテリア、ウエストハイランドホワイトテリア、ヨークシャーテリア、ミニチュアシュナウザー、マルチーズ、シーズー)など様々な原因が考えられますが、原因を特定するのは難しいと言われています。

犬・猫・ペットの肝臓の数値(肝機能検査)

肝臓に関与する血液検査の項目

  • ALT(GPT) :肝細胞に多く含まれる酵素です。肝障害で肝細胞が破戒されることで酵素が漏出し、高値となります。
  • AST(GOT) :肝臓・心筋・骨格筋に含まれる酵素です。これらの臓器が障害を受けると高値となるため、「高値=肝障害」と断定することは出来ません。ALT(GPT)と合わせて評価します。
    ※AST/ALT(GOT/GPT)
    肝疾患の重症度を表します。肝疾患があるとき、AST/ALTの値が1以上の場合は予後がよくないと考えられます。
  • ALKP(ALP):肝臓・腎臓など様々な細胞で作られる酵素です。肝障害や、腫瘍などで胆汁が流れる胆管が塞がれてしまう事で胆汁の流れが悪くなり、高値となります。
  • GGT(γ-GTP):タンパク質分解酵素の一つです。腎臓に多く存在しますが、肝臓やその他いくつかの臓器にも存在します。胆管系に非常に高い特異性があるため、胆管系に障害がある場合には高値を示します。
  • T-Cho:総コレステロール。血液中に含まれる全てのコレステロールとトリグリセリド(TG、中性脂肪)の総量です。コレステロールは食べ物の影響もありますが、主に肝臓で作られる量のほうが多いため、お食事を食べているにも関わらずコレステロールが低い場合には、肝疾患が考えられます。
  • T-Bil:総ビリルビン。古くなった赤血球が壊された時に出てくる色素で、黄疸の原因物質です。胆汁の流れが悪くなると高値を示します。
  • NH3:アニモニア。タンパク質が分解される際に生成される物質で、通常肝臓で処理されます。その為、肝臓に障害がある場合には高値を示します。
  • TP:総タンパク質。血中のタンパク質の濃度を表します。低い値の時、肝臓でのタンパク質の合成能力が低下している事が考えられます。
  • ALB:肝臓で作られる蛋白質で、肝機能、栄養状態の指標とされます。通常はTPの2/3がALBと言われていますが、肝障害が起きている場合には低値を示します。
  • BUN:尿素窒素。一般的には腎臓の機能の評価の際に用いられる項目(高値を示します)ですが、肝機能に障害がある場合には低値となります。

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犬・猫の肝機能低下、肝疾患のための食事・栄養

肝疾患を防ぐためには、肝臓への負担を軽くすることです。

長年お薬を服用されている子の場合、お薬の投与を中止出来れば良いのですが、病態によってはお薬を飲まなければならない子もいらっしゃいます。

そうなると、見直すべきところは日常生活ではないでしょうか。

日頃のお食事は過度に食べさせないようにし、適度に運動することが大切になります。

お食事の内容も肝臓の負担にならないようなフード(添加物が少ないもの)をお選び頂いたり、手作り食などで肝臓の機能をサポートするような食材(レバー、ウコン、納豆、ゴマなど)を使用することも有用です。

肝臓の数値が上昇しているということは、肝臓が炎症で壊れてしまったことで肝細胞から酵素が漏れ出してしまっているということです。

つまり、肝臓の炎症を抑えてあげることで、肝数値の改善が期待出来ます。

抗炎症の作用を持つEPAやDHA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、また細胞の再生を促すビタミンB2の摂取も心がけてみてください

  • EPA、DHA :主にお魚に含まれます。お魚自体を摂取することで良質なタンパク質を取り入れることも出来ますが、お魚が苦手なこの場合には、サーモンオイルやクリルオイル(南極オキアミのEPA・DHA)をお試しください。
  • ビタミンC:強い抗酸化力を持ち、また免疫力をサポートする作用もあります。ブロッコリー、小松菜、大根などに多く含まれます。
  • ビタミンE:植物性の油に多く含まれており、強い抗酸化力を持ちます。アーモンドにも多く含まれていますが、消化不良を起こすことがあるため、与えるときはしっかりと細かく砕いて少量から与えてあげてください。
  • ビタミンK:血液凝固に関わるビタミンです。ほうれん草、もろへいや、ブロッコリー、キャベツ、納豆に多く含まれます。
  • ビタミンB2:細胞再生を促す作用や、抗酸化作用を持ちます。豚肉やレバー、納豆、卵に多く含まれます。

また、オヤツを止めることで肝数値が落ち着いたケースも多々あります。

市販のオヤツには添加物が豊富に含まれていますし、過食にもなりがちです。

お食事は毎日必ず食べなくてはいけませんが、オヤツは「必ず」食べなくてはいけないものではありません

肝臓に有害なものを取り込ませない、肝臓を休ませてあげる意味でも、オヤツを控えてみてください。

慢性肝炎や肝硬変になると、アンモニア発生を抑える目的でタンパク質を抑えた食事が基本となりますが、ワンちゃん・ネコちゃんは私たちよりも多くのタンパク質を必要としますので、タンパク質の分解産物であるアミノ酸のかたちで摂取できるBCAA(アミノ酸製剤)を利用すると良いと思います。

肝臓は体内の中でも重要な臓器の1つです。

肝臓への負担を軽くすることで、ワンちゃん・ネコちゃんの健康維持も期待できます。

日頃からケアすることが重要となります。国産SPF豚由来プラセンタキス末を取り入れて肝臓機能対策を行う事でQOL(生活の質)改善が期待できます。

肝機能改善に役立つ情報

犬・猫の肝機能改善対策

犬や猫、ペットの肝臓が心配な方、既に肝臓の病気を患ってしまっている方。元気食欲回復のためには国産SPF豚由来プラセンタキス末を1~2ヶ月与えることで良化傾向が期待できます。

肝機能が改善すれば、少し量を減らしつつも国産SPF豚由来プラセンタキス末を続けていただくと、肝臓が元気になるだけでなく、皮膚の状態や毛並み・毛ヅヤが良くなってくると思います。

国産SPF豚由来プラセンタキス末やBCAA、クリルオイル(南極オキアミから抽出したEPA/DHAのオイル)についてご不明な点がございましたらお問合せ下さい。

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

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