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監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

必須アミノ酸-BCAA

BCAAとは?

アミノ酸は、臓器や皮膚、筋肉、毛、靭帯、軟骨、爪そして血液などの材料となります。また、消化酵素などの材料になったりホルモンや免疫物質の生成にも欠かせない健康を維持するために必要不可欠な成分です。

私たち人間はもちろん、犬や猫など動物が生きていく上で、アミノ酸は無くてはならないものなのです。

BCAAとは?

アミノ酸は20種類ありますが、このうち、私たち人間は9種類、犬は10種類、猫は11種類のアミノ酸については体内で作り出すことができないため、必須アミノ酸と呼ばれています。

必須アミノ酸はバランスよく摂らないと、十分な働きが期待できません。

よく必須アミノ酸は何枚かの板で構成される桶に例えて説明されます。1枚でも背の低い板があると、そこから水が流れ出てしまい、1番背の低い板の高さまでしか水をためることができません。

アミノ酸も同様に、食品中のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸の中に少ない必須アミノ酸があると、アミノ酸スコアは1番少ない必須アミノ酸に合わせて低くなり、体内のたんぱく質の利用に使われにくくなってしまうのです。

バリン・ロイシン・イソロイシンについて

この必須アミノ酸のうちバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸は、分岐する構造を持つことから、分岐鎖アミノ酸またはBCAA(Branched Chain Amino Acid の略)と呼ばれます。

BCAAは筋肉や血液中にあり、筋肉中のタンパク質分解を抑えたり、筋肉の合成にも関わり、運動時にはエネルギー源として利用されると考えられていますが、普段の食事では十分な量を摂取することが難しい栄養素なのです。

BCAAがおススメの子は?

BCAAを与えても血中尿素窒素(BUN)は上昇しません。そのためタンパク質の制限を行っている子の窒素源の不足をBCAAの投与により補う事をお勧めします。

  • 肝臓や腎臓に負担を掛けたくない子
  • タンパク質の吸収が悪い子
  • 食事量が少ない子
  • 筋肉量を維持したい子
  • 糖質が気になる子
  • アルブミンの数値が低い子

BCAAは消化が不要で体内に容易に吸収されます

胃での消化待ちの時間をスキップしていきなり吸収されるので、身体の負担がありません。

体力の弱った子の栄養補給(アミノ酸補給)には是非とも取り入れて頂きたいと思います。

腎臓や肝臓が悪い子はタンパク質を制限した食事を摂るよう獣医師より指示を受けることが多いと思います。
実際、処方食もタンパク質量は制限されています。

しかし、私たち人間も、犬や猫なども生きている限り毎日アミノ酸は消費されてしまいますので、アミノ酸の補給は欠かせません。
BCAAは身体に負担なく必須アミノ酸を補給できますので、食事制限を受けている子には是非とも取り入れて頂きたいと思います。

さらに生きた酵素や必須脂肪酸、乳酸菌、そして良質のたんぱく質が補給できるグリーントライプ(反芻動物の胃袋)も一緒に与えていただくと、より良いと思います。


当研究室ではBCAAを含むアミノ酸とコルディの相互作用について研究を進めています。

ご不明な点がございましたらお問合せ下さい。

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

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