犬の鼻腔内にできるがんには色々な種類があります。鼻腔内に発生する腫瘍の多くは悪性腫瘍(がん)です。進行すると様々な症状が現れますが免疫の取り組みを行う事で体調が改善したりQOL(生活の質)を維持し元気食欲を回復させる事はできると考えています。実際コルディで免疫対策をすることで犬の癌をコントロールできた例は多数あります。
このページでは鼻腔内腫瘍の原因や症状、治療法、改善・完治のヒントなどをまとめました。改善例も多数紹介しています。皆様の心の支え、希望の光となることができれば幸いです。
目次
犬の鼻腔内腫瘍とは?
鼻腔は、鼻の穴の内側で、空気の通り道であり、嗅覚を司る部分でもあるため、とても重要な器官です。
鼻腔内に発生する腫瘍の殆どは悪性であり、鼻腔内腺癌と肉腫(線維肉腫、軟骨肉腫、骨肉腫)が多く発生しますが、悪性腫瘍のうち2/3は腺癌です。
その他、発生は少ないですが、リンパ腫、肥満細胞腫、嗅神経芽細胞腫なども発生します。
悪性の鼻腔腺癌などの治療が手遅れの状態の場合、半年以内で命を落とすことが多いと言われています。
犬の鼻腔内腫瘍の原因
ほとんどが原因不明と言われていますが、鼻が長い犬種(シェットランドシープドッグ、コリー、ダックスフントなど)や高齢犬がなりやすい傾向にあります。
また、飼い主が喫煙者と非喫煙者の場合、喫煙者での発生が多いことから、タバコの関連性も示唆されています。
タバコの煙は粘膜の炎症の原因になる可能性がありますので、タバコを吸う時にはワンちゃんのいない場所で吸うようにしてあげてください。
犬の鼻腔内腫瘍の症状
犬の鼻腔内に腫瘍ができたの初期症状は、鼻炎の症状とよく似ており、粘液性の鼻水、くしゃみ、目やになどが見られ、稀に鼻血も出ることがあります。
鼻腔内の腫瘍が進行すると、顔の腫れや変形、眼球突出、開口呼吸、呼吸困難、顔面付近の骨の溶解が見られます。
更に進行した場合には、てんかん・発作、性格の変化などの神経症状が見られることもあります。
犬の鼻腔内腫瘍の診断・治療
鼻腔内腫瘍の症状は、非腫瘍性疾患(真菌性鼻炎や細菌性鼻炎、高血圧、免疫介在性リンパプラズマ細胞性鼻炎など)とも似ているため、鑑別診断が必要となります。
鼻腔内腫瘍が疑われた場合、レントゲンや全身麻酔下でCT、MRIで腫瘍を確認します。
確認が出来た場合、細胞をとって悪性か良性か検査します。
転移が稀な腫瘍のため、局所治療がメインとなります。
ただし、肺や脳などに転移した場合は局所療法では効果が限定的です。
手術-犬の鼻腔内腫瘍の治療
以前は外科手術が用いられることが多かったですが、完全切除は難しい部位のため、腫瘍の一部の切り出し・掻き出しのみとなります(姑息手術)。
放射線治療-犬の鼻腔内腫瘍の治療
近年の第一選択肢となる治療法です。
放射線治療で治療した場合、1年生存率は約50%といわれています。
犬の鼻腔内腫瘍の予防法
タバコの煙や芳香剤・柔軟剤などの環境における化学物質の暴露が関連している可能性があるため、これらの有害物質の排除が発症リスクの軽減に繋がります。
犬の鼻腔内腫瘍の治療・日常ケア
鼻腔内腫瘍を患っても、免疫対策をしっかり行う事で予後改善が期待できます。
免疫調整機能が期待できるコルディは腫瘍の増大抑制、再発防止に役立つ可能性があると考えています。
どこまで反応するかわかりませんが、少なくとも食欲がでて元気を取り戻せる可能性は十分あります。
もちろん予防においても、安全性の高いコルディは安心して使うことができます。
コルディは医薬品のような副作用は心配がありません。鼻腔腺癌に限らず、がんは予防をすることが一番良い方法だと考えています。
当研究室では、コルディを投与することで免疫調整ができるのか、癌への効果が期待できるのか研究を行っています。
また、鼻腔内腫瘍の場合は炎症を抑えるため南極オキアミから抽出したクリルオイルでEPA/DHA一緒に与えることをお勧めしています。
ご不明な点がございましたらお問合せ下さい。
監修獣医師:林美彩 所属クリニック:chicoどうぶつ診療所
代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。
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