犬に発生する骨肉腫は抗癌剤が効き難く悪性度が高く一般に予後は良くありません。しかし免疫の取り組みを行う事で体調が改善したりQOL(生活の質)を維持し元気食欲を回復させる事はできると考えています。実際コルディで免疫対策をすることで犬の癌をコントロールできた例は多数あります。

このページでは骨肉腫の原因や症状、治療法、改善・完治のヒントなどをまとめました。改善例も多数紹介しています。皆様の心の支え、希望の光となることができれば幸いです。

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監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

犬の骨肉腫について

骨肉腫とは、骨に含まれている組織(骨髄、骨膜、皮質骨など)ががん化した状態のことを指します。
骨肉腫は人でも発生しますが、犬でも特に大型犬や超大型犬で発生する悪性の腫瘍です。

骨肉腫は骨格系に発生する悪性腫瘍の85%を占めます。
骨肉腫は骨の組織ががん化して発生するため獣医師から「骨のがん」と説明を受けた方もいらっしゃると思います。

転移速度もとても早く、手術を行っても1年以上生きられるのは1割ほどだと言われています。
発見時にはほぼ手遅れ状態となっているケースも多く、診断と同時に余命宣告されることも珍しくない病気です。

骨肉腫はどんな犬に発症しやすい?

小型犬と比較して大型~超大型犬での発生が多く、10kg以上の犬種における骨腫瘍の発症率は、10kg未満の犬の150倍と言われています。
またオスのほうがメスよりも2割ほど多く発症するとも言われています。

好発年齢は2歳と8歳前後と二相に分かれており、大型犬の場合は、殆どが四肢の骨に発症しますが、小型犬の場合には6割程度が体軸骨に発症します。

四肢に出来る場合、『肘からは遠く、膝からは近い』部位に出来る傾向にあります。

犬の骨肉腫の原因

現時点では、詳しい原因は解明されていません。
しかし、前述したように、体重による発症率の違いから、体の大きさが関わっていることはほぼ確実だと思われます。

また、犬の骨肉腫の場合には、骨折による影響(骨折部位に使用された金属プレートなどの異物)も考えられています。

犬の骨肉腫の症状

骨肉腫の約75%は四肢に発生します。特に、前肢は後肢の2倍の発生率です。
残りは顎、頭蓋骨、肋骨などの体軸骨格にできます。

そのため骨肉腫で最も多い症状は足を引きずる仕草(跛行:はこう)です。
その他、発症した骨の部分が硬く腫れたり、その部分を触ろうとすると嫌がる素振りを見せます。
患部の強い痛みから、運動量が低下したり、元気食欲の低下も見られます。

その他、骨肉腫が出来る部位によって症状が異なります。
・頭部⇒顔面変形、いびきや鼻汁などの呼吸器症状、眼球突出
・脊椎⇒麻痺、運動機能の低下

また、慢性的な跛行からの病的骨折がおこることで、跛行が突然悪化する場合もあります。

犬の骨肉腫の転移

骨肉腫が最も転移しやすいのは肺です。
肺に転移した場合でも肺癌ではなく骨肉腫の肺転移であり、骨肉腫の性質を持っています。

その他、軟部組織や骨に転移することもあります。

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犬の骨肉腫の治療

骨肉腫は非常に強い疼痛を引き起こしますので、疼痛管理(とうつうかんり:痛みを止めるための治療)がメインとなります。
骨肉腫による痛みをどれだけ取り除いてあげられるかという事が大事になってきます。

手術-犬の骨肉腫の治療

骨肉腫が発生した場合非常に強い痛みがあります。この癌性疼痛に対して一般的な鎮痛薬は効果を示しません。

四肢にできた骨肉腫に対しての第一選択肢が断脚術になります。
断脚術を行うことで痛みから解放することが出来ます。

前肢の場合には肩甲骨から断脚、後肢に出来た場合には股関節から断脚します。

病状が進行していない場合には、『患肢温存』という骨の移植手術を行う方法もありますが、再発や合併症の高い発生率のため、積極的には選択されません。

手術だけでは転移の可能性が高いため、補助療法として化学療法(抗癌剤治療)を行いますが、それでも高確率で再発してしまいます。

化学療法-犬の骨肉腫の治療

化学療法とは抗癌剤治療の事です。
神経が集中している部分や、切断が難しい部位の骨肉腫、画像診断で転移が認められる時に用いられます。
ただし、骨肉腫は抗癌剤が効きにくいがんなので、抗癌剤治療を受ける際には効果が得られているか、副作用でぐったりしていないかなど犬の状態を良く観察してあげてください。

抗癌剤としては、ドキソルビシンやカルボプラチン、あるいは2剤併用療法が使用されることがあります。
また最近は分子標的薬であるトセラニブ(パラディア)が有効であるという報告もあります。

そして、もし効果が少なく副作用が強いようなら迷うことなく抗癌剤治療を中止し、できるだけ体力回復をしてあげた方が予後は良いと思います。

骨肉腫の治療で抗癌剤治療を勧められたら、本当にご愛犬の予後にプラスになるのか、獣医師とよく相談してください。
その際、下記の記事をご一読され抗癌剤に対する知識を身に着けておくことはお役に立てると思います。

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放射線治療-犬の骨肉腫の治療

体軸に出来た骨肉腫で、不完全切除の場合に併用する事があります。

放射線療法は局所の疼痛緩和にはとても優れていますが、肺などへの転移を防ぐ効果はありません。
また被爆の問題もあるため、放射線の回数は限られています。

放射線や抗癌剤治療を受けると決断したら、免疫対策のコルディ肝臓・腎臓のケアとして国産SPF豚由来プラセンタキス末で副作用対策を行う事でQOL(生活の質)改善が期待できます。

犬の骨肉腫の予防法

残念ながら予防する手段はありません。
早期発見・早期治療によって、予後が大きく変わります。
日常からご愛猫のボディチェックを行い、歩様に異常がないかどうかをしっかり確認してください。

骨肉腫の予後改善にコルディをお試しください

骨肉腫では、四肢の場合は手術による断脚、体幹の場合にも完全切除ないし部分切除が第一選択となりますが、ご年齢やご体調などで手術を行うことが難しい場合があります。

また手術が成功しても、抗癌剤治療をしても骨肉腫の進行を抑えられないケースは後を絶ちません。

難治性の骨肉腫ですがコルディ研究室ではコルディが免疫に対してどのように働くかを研究しております。
どこまで反応するかわかりませんが、少なくとも食欲がでて元気を取り戻せる可能性は十分あります。


当研究室では、コルディを投与することで免疫調整ができるのか、癌への効果が期待できるのか研究を行っています。

ご不明な点がございましたら、お問合せ下さい。

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

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