腫瘍(癌)とてんかん発作(癲癇)の併発

犬や猫が腫瘍(癌)と癲癇(てんかん発作)を併発している方ときの対処法(案)をまとめましたので参考になさってください。

現在腫瘍を患っていますが、てんかん発作を持っているため積極的治療ができません。このような場合どのような対処方法があるのでしょうか。

てんかん発作を持っている子の場合、血流促進や神経の刺激はなるべく控えたほうが良いと考えられます
有機ゲルマニウムには血流を促す作用がありますので、有機ゲルマニウムが配合されているサプリのご使用は控えた方が宜しいかと思います。

また、腫瘍細胞は炭水化物(厳密には糖質)を栄養として成長しますので、お食事に含まれる炭水化物量を極力減らすことはぜひ取り入れて頂きたいと思います。

ワンちゃん・ネコちゃんの体の作りを見ても、人間以上にタンパク質を必要とする動物種ですので、しっかりとお肉やお魚などの動物性タンパク質を与えてあげてください。
特に、お魚に含まれるDHAを積極的に摂取することでてんかん発作を抑えることも期待できます。
DHAが豊富に含まれる青魚や、アスタキサンチンという抗酸化作用も併せ持つのご利用をお勧めいたします。


コルディ研究室ではてんかん発作の既往があるペット達の予後を改善する方法がないか研究を進めています。

ご不明な点がございましたら、お問合せ下さい。

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

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