基底細胞腫は猫の皮膚に出来る腫瘍として1番多く見られる腫瘍と言われています。皮膚の表面に腫瘍が形成される以外に目立った症状はなく、良性の場合は転移もほとんどしませんが、まれに基底細胞腫から悪性の基底細胞がんへ移行するケースがありますが免疫の取り組みを行う事で体調が改善したりQOL(生活の質)を維持し元気食欲を回復させる事はできると考えています。実際コルディで免疫対策をすることで猫の癌をコントロールできた例は多数あります。
このページでは基底細胞腫の原因や症状、治療法、改善・完治のヒントなどをまとめました。改善例も多数紹介しています。皆様の心の支え、希望の光となることができれば幸いです。
猫の基底細胞腫とは?
基底細胞腫とは、猫の皮膚の表面のうち、 一番下層である基底という部分にできる腫瘍で、皮膚がんの一種です。
猫の皮膚腫瘍の中で最も発生率が高く、皮膚腫瘍の30%程度を占めると言われています。
ほとんどが良性腫瘍なので、転移することも稀ですが、悪性の発生(悪性の場合は、基底細胞がんといいます)もあるため、注意が必要です。
猫の基底細胞腫の原因
この病気の原因はまだはっきりとはわかっていませんが、遺伝子の変異と言われています。
比較的中高年の猫に発症することが多いと言われています。
また、紫外線が原因とも言われており、とくに被毛が白い猫に多く発症が見られます。
猫の基底細胞腫の症状
皮膚にイボのような固いシコリとして発見されます。
腫瘍が出来た部分は、脱毛が見られることもあります。
頭部や頚部、体幹に発生しやすい傾向があります。
前述した通り、悪性の可能性は低いですが、良性から悪性(基底細胞がん)へ移行するケースもあります。
そのままにしていると、腫瘍の範囲が広がってきたり、深く浸潤したりします。
良性の場合には色素沈着がみられますが、悪性の場合には色素沈着は見られません。
猫の基底細胞腫の治療法
手術
基底細胞腫は、他の皮膚腫瘍と比較して転移の可能性も少なく、危険性の低い皮膚がんですが、稀に悪性に移行することがあるため、発見したら手術により摘出するのが望ましいとされています。
ただ、ご年齢やご体調などを考慮し、すぐの手術が難しい場合には、経過観察で様子を見てあげましょう。
猫の基底細胞腫の予防法
皮膚にできる腫瘍のため、紫外線を浴びる量に気を付けることが大切です。
また、早期発見のためにも、日頃からスキンシップやブラッシングなどを行い、皮膚の状態をこまめにチェックしてあげてください。
もちろん「しこり」や「おでき」が見つかっても、そのほとんどは良性であり、がんではありません。
過度の心配はいりませんが、動物病院で診てもらえば万が一という不安がなくなります。
ご愛猫の皮膚に異常がみつかったら、できるだけ早めに動物病院を受診されることをお勧めします。
ご愛猫の基底細胞腫の予後改善に免疫のチカラを
基底細胞腫では、まず手術による腫瘍の摘出が第一選択ですが、ご年齢やご体調などで手術を行うことが難しい場合があります。
手術時には麻酔をしますが、麻酔は免疫の働きを狂わせてしまいます。
手術時の麻酔による免疫力低下や、基底細胞腫治療時の免疫対策にコルディを与えて頂き、腫瘍の増大抑制、再発防止にお役立てください。
コルディは医薬品のような副作用は心配がありません。基底細胞腫に限らず、がんは予防をすることが一番良い方法だと考えています。
ご愛猫が基底細胞腫を患ってしまったとき、手術を受ける・受けないにかかわらず免疫対策をすることはとても大切です。
当研究室では免疫力低下時にコルディを投与することで免疫力の回復が早まるか研究を続けております。
どこまで反応してくれるか、改善が見込めるかは分かりませんが、少なくとも食欲がでて元気を取り戻せる可能性は十分あります。
抗癌剤やステロイド剤、抗生剤などのお薬を使う場合は、肝臓の機能低下も心配です。
その場合は国産SPF豚由来プラセンタキス末を併用することで、肝臓へのダメージを最小限に抑えられる可能性があります。
既に肝臓の数値が悪化している子でも国産SPF豚由来プラセンタキス末をお飲みいただければ1ヶ月程度で肝機能が改善する例は少なくありません。
さらに炎症を伴う事が多いため、抗炎症作用が期待できる南極オキアミから抽出したEPA/DHA・クリルオイルを与えることも有効であると思われます。
当研究室では免疫調整作用の期待できるコルディや肝機能保護が期待できる国産SPF豚由来プラセンタキス末、そして抗炎症作用が期待できるクリルオイルについて研究を続けています。 ご不明な点がございましたらお問合せ下さい。
監修獣医師:林美彩 所属クリニック:chicoどうぶつ診療所
代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。
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