監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

ご愛犬が癌(悪性腫瘍)を患ってしまった飼い主様へ

悪性腫瘍=がんです。ご愛犬が癌(悪性腫瘍)と診断されたら治療を受けて完治させたい、治癒させたいと考えるのは皆さま同じだと思います。しかし完治・治癒を目指し犬の身体に大きな負担をかけて治療したばかりにぐったりしてしまい、治療前より状態が悪くなってしまった経験をされた方は少なくありません。

犬が癌と診断された→がん治療を受けた→元気・食欲が回復したという治療であれば良いのですが、犬が癌治療を受けた→元気・食欲が無くなってしまった、かえって悪化してしまったという治療であれば、そのまま癌治療を続けた方が良いのか、一度立ち止まって冷静に判断することをご検討いただきたいと思います。

ご愛犬が癌になってしまってもご家族の皆様、そして犬たちが笑顔でいられるように、飼い主の皆様に心の持ちようについて考えて頂きたいと思いこのページをまとめました。
どうか皆様のご愛犬が良い時間を過ごせるよう、お役に立てれば幸いです。

癌と付き合う・闘う覚悟を決める

ご愛犬が癌と宣告された時でも笑顔でいるのは大変な事です。
でも、くよくよして泣いてばかりいてもご愛犬の癌が改善することはありません。

ご愛犬のために、少なくともご愛犬の前では俳優になったつもりで楽しい生活、笑顔あふれる毎日を演じて頂きたいと思います。

人間の癌と同様に犬の癌も病院での治療がうまくいくとは限りません。
むしろご愛犬が癌を患ってしまったとき動物病院で治療を受けても期待どおりの結果を得られることのほうが少ないかもしれません。

犬の癌治療では人間と同じように手術や抗がん剤、放射線治療そしてステロイド剤や抗生剤などを使用しますが、これら通常の治療だけでは限界があります。

癌と診断されると頭が真っ白になってしまう方は珍しくありません。

しかし、焦らないでください。落ち着いてください。

がんは交通事故と違って一瞬で命を奪う病気ではありません。
癌が見つかったからといって、今日・明日にご愛犬が無くなることはありません。

ご愛犬のためにどのような治療を受ければ良いのか、普段の食事や生活習慣はどうすれば良いのか対策を考えていく時間を持ってください。

そして、良いと思われる方法を実践していただければ癌と共存していく事も出来ます。

ご愛犬のQOL(生活の質)を維持していくためには治療の全てを獣医師に任せてしまうのではなく、飼い主様が主体となりご愛犬のためにできることに取り組んでいただきたいと思います。

ご愛犬と一緒にいる時間を充実させるためさまざまな事にトライしていただきたいと思います。ご自宅で行える取り組みを始めて頂きたいと思います。

皆様がご自宅で取り組める方法はご愛犬との楽しい時間を奪うこと無く、体力と免疫力を高め、がんに対抗する取り組みです。

犬のがん治療の考え方

犬のがん治療の実際を知る

残念ながら現在の獣医療では早期がんを除いてがんを安定して抑えることは難しいと考えられています。また早期がんで手術を受け腫瘍は取りきれたと思っていても再発・転移してしまう事は珍しくありません。そして癌が再発・転移してしまった場合の予後は厳しいと思われています。

現時点でどんなにすぐれた治療法を用いても、すべてのがん細胞を完全に取り除いたり残らず焼き殺すことは難しいのが実情です。

例えばもっとも抗がん剤が効くと言われている悪性リンパ腫ですらがん細胞を消し去ることは難しく、寛解後でも再発してしまうケースは後を絶ちません。

固形癌の場合も同じです。手術が成功してきれいに切除できたにも関わらず、再発してしまう子が大勢います。再発防止のために術後に抗がん剤治療を追加しても、やはり再発してしまうことは珍しくありません。

ですから一般的ながん治療にだけ頼るのではなく、その治療を補完・代替する取り組みを開始することが癌克服のためには必要だと思います。

考え方を変えてみる

犬の癌の完治を目指した免疫対策-コルディ

がん細胞を根こそぎ叩くのは難しいかもしれませんが「がんの成長をコントロールする」と考えれば、それは到達可能な目標となってきます。癌の成長をコントロールする、つまり、ご愛犬が本来の寿命まで元気食欲を維持しながらがんを大人しくさせることができれば、それは「がんを制圧できた」「がんと共存できた」ということとほぼ同じだと思います。

癌を身体から消し去ろうと考えた場合、手術で臓器を切除したり、厳しい抗癌剤治療を行う事になります。
しかしこれらの治療によりワンちゃんの身体に大きなダメージを受けてしまえば、免疫力が大幅に低下し、元気食欲が低下し、ワンちゃんらしく生きることができなくなってしまうかもしれません。

また、辛い治療に耐えたのに命の期限を短くしてしまう恐れもあります。

弊社では犬や猫、ウサギ、フェレットなど大切なご家族が病気を患ってしまったとき、寝たきり状態ではなく、できるだけ元気に、よろこんで食事を摂ってくれるような延命をさせてあげたい。もしそれが叶わなくても飼い主様が幸せを感じられる延命であって欲しい。そのように考えております。

ご愛犬が末期がんで余命宣告を受けてしまったら

抗癌剤治療を受ける前にご確認頂きたいこと

ご愛犬が獣医師から「末期癌です」「無治療なら余命は1~2ヶ月です」と言われてしまうと絶望的になり、つい獣医師にゆだねるしかないと考えてしまいがちです。

しかし、末期がんと診断されても諦めないでください。
たとえ末期がんと診断されても飼い主様の取り組みは治療効果を大きく左右し、ご愛犬の予後を大きく左右します。

もし「抗がん剤治療を受ければ半年、受けなければ1~2ヶ月」と言われたら、それは抗癌剤が良く効いて、副作用も少なかった時に限る話です。

抗がん剤治療を受ければ必ず延命できるのか、副作用で元気がなくなってしまう事は無いのか、効果は必ず得られるのかなど獣医師に確認されてみることをお勧めします。

抗癌剤治療は、受けた方が良い場合もあれば、受けない方が良い場合もあります。
もし獣医師に確認しにくいなら、一度弊社にご相談下さい。

余命宣告を受けてもできることはあります

ご愛犬が余命宣告を受けてしまっても、まだまだできることはありますし、余命1ヶ月・2ヶ月と獣医さんから言われてから驚くほどの回復ぶりをみせ数年たっても元気で過ごしている子も少なからずいらっしゃいます。

まずはしっかり免疫を整え、体力を付けることが大切だと思います。

あせって何も手につかなくなってしまうお気持ちは重々理解できますが、落ちつくためにも一度ご連絡ください。
そして希望を持って癌との共存・癌克服を目指していきましょう。

当研究室では、コルディを投与することで免疫調整ができるのか、癌への効果が期待できるのか研究を行っています。
ご不明な点がございましたらお問合せ下さい。

監修獣医師:林美彩  所属クリニック:chicoどうぶつ診療所

林美彩

代替療法と西洋医学、両方の動物病院での勤務経験と多数のコルディの臨床経験をもつ。 モノリス在籍時には、一般的な動物医療(西洋医学)だけでは対応が困難な症例に対して多くの相談を受け、免疫の大切さを痛烈に実感する。
ペットたちの健康維持・改善のためには薬に頼った対処療法だけではなく、「普段の生活環境や食事を見直し、自宅でさまざまなケアを取り入れることで免疫力を維持し、病気にならない体づくりを目指していくことが大切である」という考えを提唱し普及活動に従事している。

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