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コルディについて
コルディは日本産の冬虫夏草由来の菌です
皆様は冬虫夏草をご存知でしょうか?冬虫夏草は昆虫に寄生して育つキノコの一種で中国では古来から強精強壮・不老長寿の薬草として珍重されてきました。その仲間は世界中で約500種類以上発見されており、うち約400種類が日本で見つかっています。
この400種類ある日本産冬虫夏草のうち、人やペットの免疫調整に有用な菌を数種類厳選し、モノリス独自のノウハウを取り入れ培養したのがコルディです。
コルディは犬・猫・ペットの免疫を改善する
コルディによりペットの免疫が調整される(低くなった免疫は高め、過剰な免疫は抑える)ことで病気の改善が期待できます。
例えば、メラノーマやリンパ腫、乳腺腫瘍などのがん(悪性腫瘍、肉腫、リンパ腫など)やFIP(猫伝染性腹膜炎)、FeLV(猫白血病)などの難治疾患の改善や普段から病気がちで身体が弱い子の免疫対策、そしてアンチエイジングなどの分野に置いて、全国300以上の動物病院(2020年1月現在)の協力の元、研究が進められています。
次のような症状が心配なとき、当研究室の情報が参考になるかもしれません。
- 高齢になり体調が心配
- 普段から身体が弱いので、もっと免疫力をアップさせたい
- これからがん治療を受ける/現在治療中
- もうこれ以上、治療を続けるのは難しいと獣医師から言われた
- 余命宣告を受けてしまった
コルディ研究室では動物病院のがん治療に免疫対策としてコルディをプラスすることで、予後が改善する可能性があると考え研究を進めています。
臨床現場で使用をご検討いただける動物病院様は、お問合せ下さい。
コルディの研究を進める際に大切にしていること
コルディを動物へ投与するために、安全性試験や定期的なDNA同定検査を実施しています。
GLP適合機関で安全性試験を実施済み
コルディは急性毒性試験、亜急性毒性試験、エームス試験(変異原性試験:遺伝子に異常を来さないかの試験)、遺伝毒性試験等の安全性試験をGLP適合機関*で実施し、安全性を確認しています。
これら安全性の試験を実施するには多大なコストがかかります。特にGLP適合機関で安全性試験を実施するには多額の費用がかかりますが、動物に使用するには最低限必要な検査と考え、当研究室ではGLP適合機関でコルディの安全性を確認しています。
*GLP適合機関:国際機関であるOECDが定めるGLP(医薬品、化学物質等の安全性を評価する検査や試験が正確かつ適切に行われることを保証するための基準)に適合した機関
定期的なDNA検査
日本で発見されている冬虫夏草のうち、健康改善に有用性が確認できた特定の種の菌がコルディです。
コルディを液体培地や固体培地を用いて培養し菌を増やし実際の研究に用いています。
培養の際に最も気を付けなくてはならないのは、他の菌に汚染される(コンタミネーション)を排除するという事です。
特定の種の冬虫夏草の菌だけを培養していると思っていても、見た目だけで冬虫夏草の菌だと判断するのはとても危険です。また、純粋な菌を取り出し培養に成功しても、繰り返し培養(継代培養)していると別の菌に汚染される(コンタミネーション)可能性があり、そのリスクを常に考えなくてはなりません。
当研究室ではクリーンドラフト内で菌を培地に接種し、その後へパフィルターを用いて空気清浄度を保ったいわゆるクリーンルーム内で特定の冬虫夏草を培養しており、別の菌に侵されるリスクを最小限に抑える努力をしております。
また、何らかの原因により菌の遺伝子が突然変異を起こし菌の性質が変わってしまう事も珍しくはありません。これは冬虫夏草に限らずどんな菌を培養していても起こり得ることです。
もし菌の性質が変わったり、他の菌が混じってしまえば、それは特定の種の冬虫夏草を培養したコルディとは別物になってしまいます。
そのため本当に目的とする特定種の冬虫夏草の菌だけが育っているのかDNA検査をして定期的に確認する必要があるのです。
当研究室では培養したコルディが元の菌(冬虫夏草)と同一性が保たれているか確認するために定期的にDNA同定検査を行っています。